月別アーカイブ: 2016年8月

連歌ー7 名残表

 

 名残表

 1、相生の松めでたしと祝い膳      忠夫

 2、 沖から見ゆる青き山なみ    裕雄

 3、真帆あげてゆけば波切の音しづか 正謹

 4、 高く低くとカモメ群れ飛ぶ   宜博

 5、来ぬ人を待ちいしままに日も暮れて 牟世

 6、 夜もがらに織る御衣の錦    紅舟

 7、添ひとぐる果ては野末の樹ともがな 和伸

 8、 フリサシクセと高ぶりてゆく  忠夫

 9、法の道六十路のわざを慰めむ   裕雄

10、 男の子あるべき雪よりさむく  正謹

11、をみなの名負うてはげしき風となる 宜博

12、 濁り酒欲し柚味噌など欲し   牟世

13、十三夜満たぬ月こそゆかしけれ  紅舟

14、 器用のひと生おもふひややか  和伸

連歌6 賦朝何連歌 初裏

 

 初裏

 1、隠し湯に黄蝶ひとつが連れそひて   忠夫

 2、 室町心ひねもすのどか       裕雄

 3、在すかり歌にもてなす花の御所    正謹

 4、 吉なる夢は人にな告げそ      宣博

 5、振る袖も色はつつまじ忍ぶまじ    牟世

 6、 変若(お)ちかへりなむ広きみ胸に 紅舟

 7、これやこの天満つ小野の神やしろ   和伸

 8、 大杯を飲みほす男         忠夫

 9、月明くほのかに笑う雪の庭      裕雄

10、 木犀の香のほしいままなる     正謹

11、笠の尾を締めて踊りの輪の中に    宣博

12、 染あざやかな後の袷着       牟世

13、伝え来し文箱の塗りの透け初めて   紅舟

14、 おほぢおほばやえみなつかしく   和伸

連歌5 賦朝何連歌

 

連歌5 賦朝何連歌

初表

1、白雲の恵みや水の澄む京(みやこ)   宣博

2、 秋晴れわたりそよぐ群竹       柏全

3、窓近く虫の音しげく聞こえ来て     忠夫

4、 間遠に紛る山のかりがね       正謹

5、まどかなる月に数ふる影ならむ     裕雄

6、 さあらば誌せ旅の種ぐさ       紅舟

7、降りかはる雨を先ず経る力とし     和伸

8. 野はひろびろとかかる朝虹      牟世

連歌4 名残裏

 

 連歌4 名残裏

 1、音もなくくぬか雨の降るひるさがり   紅舟

 2、 営みするはただ振子のみ       正謹

 3、六十路経し網をつくろふ浜育ち     裕雄

 4、 形も変わらぬ島山の数        和伸

 5、冬来れば雪をいただくばかりにて    忠夫

 6、 蓑笠をぬぐ陽もうららかに      裕雄

 7、花の雲ここを京(みやこ)の小野の里  和伸

 8、 七の賢しき人の集う春       執筆

島津忠夫ー9 光田和伸ー8 筒井柏全ー1
筒井紅舟ー7 鶴岡裕雄ー10 堀江牟世ー2 藤江正謹ー7

この項 了