連歌ー32

名残表

1、時得たる霞ケ閑の司召し      正謹
2、 秋の都路に鴎外漱石       裕雄
3、行人の空を雁ゆく果てもなし    和伸
4、 墨染の袖濡らし鉦打つ      忠夫
5、 契りきな蠟梅匂ふかたへにて   紅舟
6、 闇夜は閏に凍つるともしび    牟世
7、かはたれの朝なはもて辛からむ   宜博
8、 心挫けそ神ならば神       忠夫
9、言ひつのる誰かは我をとめよかし  正謹
10、 富を求めてたどる山川      裕雄
11、埋め蔵す金たしかにありと聞け   忠夫
12、 上野はただ色もなき風      和伸
13、新墾の田の面に月の照りはえて   宜博
14、 放生の夜に悩む引窓       裕雄

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