連歌ー23

 

 連歌ー23

  名残表

 1、斧の柄の朽木の谷に飛ぶ蛍       裕雄

 2、 若狭に越ゆる手だて途絶えて     忠夫

 3、さこそまで雪に訪うべき人やある    宜博

 4、 身をそぎて得る幸の重たさ      正謹

 5、焼き上ぐる赤楽茶碗宙(そら)を抱く  紅舟

 6、 水の姿はただおのづから       宜博

 7、歌びとのいまはひそかに寺を守る    忠夫

 8、 紅さし指は何にせやとや       和伸

 9、別れより逢わぬ恋路を選び来し     正謹

10、 すすきの原は思い出の中       裕雄

11、小面の内より覗く月くはし       紅舟

12、 笛のひびきも身にしむるころ     忠夫

13、あらばやの幾たりを野に送りつる    和伸

14、 着せたき衣にむなしさを知る     裕雄

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