スッキリ!

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九州、四国から東海地区、さらには北陸地方と梅雨明けのニュースが流れていますが、関東地方は7月22日現在まだ梅雨空のジメッとしてスッキリしない天候です。
スッキリしないのは、オリンピック競技に対するロシヤの国を挙げてのド-ピング問題。参加することに意義があるというオリンピックの精神とはあまりにもかけ離れた勝利第一主義のえげつない国策には呆れるばかりです。
東京の都知事もスッキリしません。舛添前都知事のセコい金銭スキャンダル辞職劇の後の選挙なのに、有力候補がスキャンダルだらけで足の引っ張り合いではどうしようもありません。都民の皆さんの困惑が手に取るように伝わってきます。
当初の世論調査では、後出しジャンケンで立候補した鳥越候補が優勢で、増田、小池と並んでいたようですが、徐々に三者三様の戦いで接戦になり、最近では微妙な差で、小池、鳥越、増田の順と言われていました。そこにドーンと週刊文春に載った鳥越候補の女子大生淫行のセクハラスキャンダルは、小池候補の金銭問題など吹きとばし、投票を一週間後に控えて致命的な原爆級のダメージになりました。ご本人は事実無根と文芸春秋社を名誉棄損などで訴えましたが、事実はともかく、火のないところに煙は立たず、の俗言もありますから、支持者はかなり引いたはずです。
ここで減った鳥越票は、殆ど小池候補に流れますから、これで三つ巴の戦いはタヌキ目女帝の勝利で決着がつきそうです。
とはいえ選挙は水物、ラスト一日でどんでん返しがあるかも知れません。
水物といえば我が家の小さな水槽、休日に家の近くの水路などで孫と釣った雑魚で超満員、いまカワムツとクチボソがボス争いで必死の戦いを繰り広げています。これは、前ボスのカワムツが水の入れ替え中に飛び出し、それに気づかぬ飼い主に放置されての不慮の死で、ボスの座が空席になった途端に生じた後継者争いです。戦いは第二次世界大戦時の戦闘機の空中戦のように背後にまわって相手の体を突つくのですが、勝つと縄張りを持ち、餌取りの優先権を得ますので必死です。
拙著「巨鮎に憑かれた男達」では、鮎の縄張り争いの壮絶さに触れていますが、雑魚でも鮎や人間同様の争いがあるのです。そこで勝ってボスになったとたん、今まで共存共栄だった雑魚仲間など見向きもせず唯我独尊で水槽の一等地を足場に餌取りも真っ先、あらゆる利益を享受し占有しようとするのですが、餌を入れるとチビまでが一斉に飛びつきますからボスといえども生きるためには必死です。それでも、他の雑魚を押しのけて多量に餌を搾取しますから体がさらに一回り大きくなり威圧感が増し、ますますボスらしくなり、水槽内を悠然と泳ぎまわる姿にも貫禄がついてきます。強いものが勝つ! 雑魚の世界でもこの論理はスッキリしています。
人間社会はもっと複雑です。
権力に対して執念深く執着心も強いから都知事に立候補したのですが、その本心を隠して都民のための政治を声高く掲げて、作り笑顔で頭を下げ、両手で握手をしまくって運よく勝ったとします。それが、都庁という伏魔殿に入り、知事のイスに座った途端に人間から妖怪か魔物に変身するらしいのです。そうなると、都民のことより自分の利害得失を優先して、それを隠蔽するために独裁政治を始めるのです。それが分かっていても、棄権よりは一票をと投票所に足を運ぶ善良な都民の方々・・・
何だか水槽の中の雑魚の世界のほうが、スッキリしているように思えてきました。

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