月別アーカイブ: 2016年9月

季節のうた

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 季節のうた

十月の季節の ハーブ

 十本の張りつめた 絃(いと)が

 高原の唄を運び

 泉のせせらぎを奏でる

指折り数えて待った十月は

 季節の果物を運んで

 食卓を飾り

 桔梗色の空には白い綿雲が

 夏の思い出をのこして浮かんでいる

十月に季節のハーブ

 十本のいとが僕のこころに

 秋の幻想を奏でる


夏が好き

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夏が好き

僕はやっぱり夏が好きだ。

冬のどんよりした憂鬱な寒さはやりきれない

あかかと火をもやした暖かい部屋で

童話の夢をみていたとしても

それもあまり長い間では飽きてしまう

窓から遠い空の中の白いちぎれ雲を見ながら

 フト考えたことです。


夜行列車

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夜行列車

 ピギャルの嬌声に飽きて
サンラザールから夜行列車の旅に出る

 夜明けのジュネーブは
レマンの水をバラ色にそめて
疲れたぼくを迎えにきてくれた
日曜の空を
小さな鐘がひろがってゆく

ここには
パリの憂鬱がない


古城

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古城

あおい湖をすぎると
神秘の森に出会いました

 果てしない静寂の中に
シャンティイーの蒼い城が眠っていました

 まどろみの中に
音のない大舞踏会が催され

 しじまの中に

 華やかな大饗宴が始まっていました。

 あのあおい城は

 神秘の雲に包まれていました


ノートルダム寺院

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 ノートルダム寺院

 ノートルダム寺院の鐘の音が
ひんやりとした空気を渡ってこだまする
鐘の音は 波紋のように
秋のセーヌ河にひろがって
岸辺のさざなみになって消えてゆく

ここは パリ発祥の地といわれている
中の島あたり

 セーヌの流れも
このへんだけは
水鳥が愛をささやくように
ゆっくりと・・・
観光船も速度をゆるめて
こころを残し ノートルダムを
振返りながら別れてゆく

パリの空の下 秋が流れてゆく