Welcome Guest 
メインメニュー
サイト内検索
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
[ リロード ]   [ トップ | 一覧 | 単語検索 | 最新 | ヘルプ ]

Counter: 4729, today: 8, yesterday: 2

先生方の作品集

ショパンの森の国

桐山健一

 ジュンキ公園の入り口に来た。うっそうと木が繁り、森の様相を呈している。入り口にショパンの銅像があり、柳の木があった。
 ナチスがここに来たとき、最初この銅像を破壊した。彼らはショパンを恐れていた。ナチスはショパンの曲を弾くことを禁止した。しかし、祖国のため銃を持たない音楽家は、命がけでショパンの曲をいろんな場所で弾き続けたという。
 この銅像が破壊された翌日、この台の上に、「僕は、数日旅に出て、また帰ってきます」と書かれた紙が載っていた。

chopin.jpg SIZE:400x573(64.3KB)



 森に入り、十分ほど歩くと、かつての士官学校の校舎があった。830年分克割のロシアに対して、ここの兵士たちが蜂起した。ポーランドは、世界史の上で何度か国が消えている。いずれも、周囲の強国に分割占拠された苦しい経験を繰り返している。
 バスでジェラゾヴァ ヴォラに来た。牧歌的な畑の中にある深緑の森の中にショパンの生家があった。その家でショパンの曲を聴いて、詩が生まれた。

      1830年11月
      フレデリック ショパンは
      傷心を持ってフランスに旅立った
      分割されたポーランドで同胞が蜂起した

      青年の愛国心は炎となり
      ひ弱なフレデリックは銃を持つ

      父や友人からの手紙
      「フレデリック お前は
      心に響く音楽でこの祖国を救え」

      故郷に帰れない青年の苦悩
      苦悩の心に流れる
      「革命のエチュード」

      ショパンの愛はいつも
      ジェラゾヴァ ヴォラの緑の森の
      涼しい日陰
      郷愁の彼方に消えていった

      ショパンは故郷の夢を見た
      柳や栗の木陰をウテウラタ川が流れる
      収穫祭 教会の寄進祭で曲を弾く
      「ジェンコーヤン フレデリック」

      故郷の優しい瞳が消えると
      ワルシャワの空を見上げ
      懐かしい人々を
      「マズルカ」で再現した

      生家の庭のフレデリックは
      没頭し物思いに耽って石台から
      緑の庭 多彩な花 生い茂る潅木を眺め
      演奏される数え切れない
      自分の曲を聴いている 
        


ジェラゾヴァ ヴォラ(ショパンの生まれた場所)
ジェンコーヤン(ありがとう)


添付ファイル: filekaiundou.jp_chopin.jpg [詳細] filechopin.jpg 772件 [詳細]

XOOPS Cube PROJECT