Welcome Guest 
メインメニュー
サイト内検索
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
[ リロード ]   [ トップ | 一覧 | 単語検索 | 最新 | ヘルプ ]

Counter: 3051, today: 2, yesterday: 1

先生方の作品集

冬の空の下で

作詩 山田篤朗

昨日は秋 今日は冬 鈍い光のなかで
枯れ草が揺れる 終わりの音

山の上で せわしなく旋回する 
重なり連なる
ぬばたまの黒い叫び声

掻き乱される空を眺める
人々の喉仏の白さ

叫びが鎮まり
空の時が停止する
灰色のゼラチン質に閉ざされる

薄く青みがかった灰色の端の
かすかな朱色 
まだ混じり合っていない

首の痛み
色彩の美学は
空から学んだものと確信する

朱よりも先に 闇が音もなく
流れ込む 世界は流され
私は取り残される

幾つもの魂が 
人工の光の下で 凍えながら
集まりはじめている


XOOPS Cube PROJECT