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先生方の作品集

おとずれ 

作詩 山田篤朗

          氷雨は 鏨の如く穿ち 
          黒傘を破り 私の躰のみならず 
          魂さえも貫いて 無数の穴
 
          そこから何かみえるのか 
          そこには 蒼空も闇もない 
          がらんどうの風音の響き
 
          いつもの私がいる 
          ありきたりの空虚 
          飽きた私は傘の穴から空を視る
 
          雨が止み 雲が動き出して
          冬将軍の旗が倒れる
          敗走が 今始まったのだ

          春を幽かに感じとる 
          点火する 
          私の虚無の奥
 
          しなやかな白い炎 
          ゆらりゆらり 
          私を乾かし充たしていく



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