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希望の道
作詩 桐山健一
ケヤキの下の蔦のからまる茶房
緑の風に「田園」がながれる
ときめく夢について語った
青春の時空
幼い旅人は
よりどころのない旅に出る
愛の光を求めて
人を信じ
哀しみと絶望の縁にいる
人の視線に立って
なえた純粋な魂を慰める
いのちとは
生きるとは
希望とは
暗い地図の上で探し求める
キラキラ光る青い海の彼方に
不思議な心を見た旅人は
寂れた駅で降りる
淋しい心に
道が語りかける
道は一本きりでない
人は道に迷い
途方にくれても
絶望してはいけない
寄り道しても引き返してもよい
心に希望の灯があれば
人は進む道を見つけられる
素朴で純粋な心が
希望の道を照らしている
遠い旅先で
旅人は小さな夢をみた